
22歳の夏。沖縄の安田ヶ島(あだかじま)で行われた、自分にとって初めての無人島サバイバル。
忘れもしない、人生で最も過酷だった3日間…。
冗談抜きで命の危機を感じた3日間…。
大げさに聞こえるかもしれませんが、リアルガチです。
「無人島サバイバル?楽しそう!!」
なんて思ってる方、なめたらいかんぜよ…。
無人島はなめてかかると本当に危険です。
しかし具体的になにが危険なのか把握しておけば、ある程度の準備や対策は立てられます。
そこで今回は、自分達が沖縄の無人島「安田ヶ島」にて、特に命の危機を感じた3つの要因を紹介していきます!
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沖縄の無人島で命の危機を感じた3大要因
⑴嵐ときどき灼熱
これは運もあると思いますが、自分達が上陸した時期はちょうど台風が接近しており、3日間を通して嵐でした(笑)
また沖縄の天気はかなり厄介で、バケツをひっくり返したようなスコールと、クソ暑い灼熱のくり返しなんです。
そして何よりヤバかったのが…。
海の荒れ具合。
偉大なる航路(グランドライン)かっ!!ってくらい荒れてました。
それでも魚を獲るために、荒波の海へ潜りにいく自分達5人。
何度も沖に流されながら…
何度も体を岩にぶつけながら…
普通に血まみれで海から上がってくるメンバーもいました。
なぜか歯が欠けてきたメンバーも(笑)
今思えばかなり無謀なことをしていました。絶対にマネしないでください。いや、しないか…。笑
ちなみに寝るときも嵐は静まりませんでした。
テントなんてもちろんない…。
安田ヶ島にはこの通り、雨風をしのげる場所や木々すらもひとつもない…。
そのため一晩中、強めの冷水シャワーを浴びながら寝ている感覚でした。
ブルーシートをかけて冷水シャワーをしのごうとしましたが、全然意味ない、濡れる濡れる。
冗談抜きに仰向けで寝てたら溺れそうになります(笑)
寝れないし、冷たいし、溺れかけるし、最悪でした…。
妥協とか言ってないで、テントは必ず持っていきましょう…。
⑵ウミヘビの襲来
そんな荒波に潜っている最中、もうひとつの命の危機が。
ウミヘビです。
安田ヶ島まで船で渡してくれた漁師さんが言っていました。
「毒のある魚はあんまおらんけど、ウミヘビにだけは気を付けてな、マジで死ぬで。」と…。
まさか会うことはないだろうと思っていたその時、ヤツは海底を這うようにやってきました。
しかも3匹!!!
自分は海面にいたので距離はありましたが、怖すぎて動けなくなりました。
まさにヘビに睨まれたカエル!
念のためモリのゴムを引いて構え、じっと浮かぶこと数分…。
ウミヘビが去るのを待ちましたが、1匹がなかなかいなくならない…。
そして硬直しているうちに荒波でどんどん沖へ流されていった自分は「どうせこのままだと死ぬ!」と直感的に感じ、陸に向かって一気に泳いで逃げました。
ウミヘビが追ってくることもなく、無事に逃げ切ることができましたが、3日間で最も命の危機を感じた瞬間でした。
沖縄の海に潜る際には、ウミヘビにご用心を。
⑶まさかの栄養失調
これが発覚したのは沖縄から岐阜に帰ってからのことでした。
どこか体調が優れず、なにより口の中が口内炎だらけ…。
それも無人島にいるときからずっとです。
これはおかしいと思い病院で診てもらうと、お医者さんに「君、なにしたの?」と言われました。
へっ?と思い「なんでですか?」と聞くと、
「いやいや、軽い栄養失調みたいな症状出てるよ?」
そりゃそうだ…。
なんせ無人島にいる2泊3日の間、GETできた食料は魚5匹とわずかな貝のみ。(5人で)
つまり3日間、魚1匹と少量の貝、あとは持ってきた水と酒のみで生き抜いたわけです。
実際の2日目の飯です…。
見たらわかりますよね?ほんのわずかな貝だけです…。
みんな無理して笑っています(笑)
これらの事情をお医者さんに話すと…
「なるほど、もうやめてくださいね。」
と超さらっと叱られました…。
もうちょっと驚いたり興味もったりしてほしかった…。
まとめ
②ウミヘビの襲来
③まさかの栄養失調
以上が沖縄の無人島「安田ヶ島」にて、特に命の危機を感じた3つの要因でした!
なにも考えずに無人島サバイバルにチャレンジすると、このような危険に遭遇することが多々あります。
無人島の前には、しっかりと準備や対策をしてから挑みましょう!
それにしても…
生きててよかった…。笑
無人島サバイバルで生き残る方法をまとめた記事もご覧ください!
一連の記事、楽しく拝読させていただきました。
安田ヶ島、私も気になっているのですが、どうすれば渡ることができますか?国頭村役場に問い合わせるのが良いのでしょうか?
虎之助さん。コメントありがとうございます!
安田ヶ島への行き方ですが、こちらのサイトから詳しく見ることができますよ。
http://yoyakulab.net/news/mujintou/
参考になれば幸いです!